私たちはNo!と言ってYes!と言える社会を作りましょう」落合恵子さんのメッセージ・さようなら原発2.11(動画&文字起こし)


落合恵子」2.11さようなら原発1000万人アクション



皆さんこんにちは、落合です。
寒いでしょ、風引かないでくださいね。

えー、ここにたどり着くまでに私は迷子になりました。
見えているんだけど、たどり着けなかった。

けれども、脱原発、反原発は迷子にならず、
まっすぐに、まっすぐに、まっすぐに、歩いていきましょう。

私たちの声は、必ず、届くはずです。
私たちが諦めた時、この場で地団駄を踏んでしまった時、
私たちの思いは届かなくなるのだ。
ということを、私はここで自分自身と約束するために、お話しをさせていただきます。

先程司会の方からお話しがありましたように、
呼びかけ人のお1人、鎌田さんは今、新潟上越でお話しをされていますが、
600人の方が集まって、
「さぁ、これから東京の此処と一緒に歩き出そう」ということで、お待ちになっています。
全部が押してきてしまったので、私はすぐに終わらなければいけないのですが・・・。

それでも、


私たちはNO!を突き付けましょう。
収束をしていない福島第一原発を、無理やり「収束」と言ったあの人に。

そして、私たちはNO!を突き付けていきましょう。
また同じ事を何処かの国で繰り返すために、原発を輸出しようとしている人たちに。

私たちはNO!を突き付けていきましょう。
命を犯すものに。
人生と人権を奪うものに。

私たちは心からNO!と言って、
同時に私たちがYESと言える社会と時代を作っていきましょう。

命が大切にされる社会
人権が大切にされる社会
誰かの幸せのために誰かが不幸にならない社会
私たちの幸せが、誰かの幸せともつながっていく社会にむけて、
一歩一歩、歩いていきましょう。

ー拍手ー

私たちは少数派であることを恐れませんよね。
何時だって、時代と社会を開いてきたのは少数派なんです。
ですから、私たちは誇りある少数派として、歩き続けていきましょう。

ー拍手ー

呼びかけ人をやってから、私は何故か、選挙の応援演説みたいなのが、なんか身に付いてしまっていて、
普通の喋り方が出来なくなってしまったのですが、

ー笑ー

いきますよー!

私たちは平和に向かって、
私たちは、反、脱、原発にむかって、

そして、反、脱、原発は、
この国が抱えてしまった、全ての原発的体質を変えるための一歩でもあるという事を
どうか心に刻んでいきましょう。

お年寄りが、
「もう、疲れた。お墓に避難します」
なんて言う社会であってはならないのです。

みなさんがおっしゃって、
電気は足りています。
何の心配も要りません。

えー、髪の毛もどんどん怒髪(ドハツ)になっていっちゃって、
みなさんやりませんか、この怒りの髪で天を突いてもいいし、地を潤わしてもかまわないんですが、

どうか、どうか、自分にも言い聞かせましょう。

私たちは次の世代、次の世代、そのまた次の世代に、少しでも胸を張って、
でも、これまでの事に対して、「ごめんなさい」を込めて、
前を向いて歩いて行くのだと。

何処かの首相が、増税のために「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー、ギブアップ!」とおっしゃいましたが、
私達の言葉です。


ネバー、ネバー、ネバー、ネバー、999回、ギブアップ!!です。歩きましょう!