2011.3 怒りで涙が出る行政のあり方/「ただいま被曝中」 様より転載

2011.3の行政

「ただいま被曝中」 2012年2月18日 より転載
 
昨日、近所の小学校で学童保育をしている方々のお話を伺った。

311後に起きた事をいろいろとお話しいただいた。

私を初め、同席した者はみな当時を思い出し、涙が溢れた。

いち早くボランティア活動に入っていただいた方々からこんなお話が出た。

『支援物資がようやく届きみなさんに配ろうとしたら、市役所の役人が、ここには300人いて物資は250しかないから配ってはいけない、といいました。
そんな事を言っている時では無いだろうと詰め寄りましたが、どうしても配給されませんでした。
 
目の前に山と積まれた支援物資があるのに、数が合わないという理由で子供にすら配ることが許されませんでした。悔しくて涙が出ました。』

と話された。

また別の方は、

『支援をしたいので避難所のなかに何人いてどこから来られたのか教えてくれと職員に聞いたら、個人情報が含まれているので教えることはできない、と言われました。町内会長さんが中へお入り下さいと言ってくれているのに、市の職員は入らせないと言いました。会長さんを連れてきて話をして貰うと、そういうことなら最初から言ってください、我々は言われた事しか出来ないんですから、と逆切れされました。』

またまた別の方が、

『皆さん、寒そうにしていらっしゃるので炊き出しをして豚汁とかを食べていただこうと思って用意していると、ここは火気厳禁です。ほかの避難所とは違うのです。避難者には十分に温かい物を与えています
炊き出しはしないように。と言われました。
あくまでも上から目線で、事の深刻さも何が必要なのかも全く分かっていない人たちでした。』

と怒りを表しておられた。

我々はこんな国に住んでいる。

いや、こんな行政に統括されている。

しかし同時にすばらしいボランティア、活動家の皆さんがいる。

みな、目を覚ます時ではないか?

原発を止めるに留まらず、目標は子どもたち、私たちが国と信頼関係を持ちながら安心して暮らせる国家作りではないだろうか。

屁理屈や傲慢を棄て、一丸となって国を再建しなければならない時期がきたのではないでしょうか。

我々のこの被曝をもって、嘘で固められた世の中を一掃する千載一遇のチャンスであるとされ思えてなりません。

みなさん、立ち上がりましょう。

終着点を一つに、それぞれが活動し、必ずや終着点で待ち合わせましょう。

待ち合わせ場所としては、かなり素敵な待ち合わせになると思いますが。。。。

よろしくお世話になります。