のぼせ上がった経団連

 経済成長を永遠に続けようとしている経団連、彼らは歴史を学んだことが無いのでしょうね。
 
平家物語の冒頭の 「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響き在り、...盛者必滅の理を表す。」
 
と言う句を引用する迄も無く、繁栄した国、企業も後は衰退と破綻と消滅が在るのみです。 
 
過去に成長した国家も企業も忽ち衰退し、消えていくのです。日本や世界の経済の右肩は
 
とっくに下がり続けていて、これからますます下がり続けるのですよ。
 
  リーマンズショックを端緒として始まったグローバルな経済縮小を看過し、経済衰退化の
 
中で試行錯誤の中たまたま競争力に長ける分野で自社が業績をあげ、その功あってか、
 
ローカルな国家の経済団体の役員に選ばれた痴れ者が、自信過剰に陥り産業界ぐるみ
 
や国家の経済政策に口出しして、いつまでも経済成長と市場規模の拡大を吹聴し、
 
過大な設備投資と先行投融資にのめり込めば、企業や国家の経営体質を悪化させ
 
引責辞任は必然で、やがて不良債権や過剰設備に減益どころか債務超過に陥り、
 
破綻し、孫の世代に起こすべき資産や遺産は借金証文に進化し、老いて経営悪化の
 
汚名を着せられ、孫の世代の転落を目の当たりにするのは自明です。 
 
  しかし、目も頭も心もかたくなな、経団連さんは盛者が永遠に繁栄すると思い上がって
 
いるのですね。これこそまさに衰退の兆候です。 
 
  と言うことは経団連の会長さんも会員さんも団体で消える時が来たのですね。
 
そんなことを考えるゆとりも見識も欠落して、政治に口をだして、国家のエネルギー戦略に
 
苦言です。 そんな心配する前に会社が破綻したら何処へ夜逃げし、どんな乞食になって
 
食にありつくか心配した方がいいのでは無いでしょうかね。経団連のお馬鹿さんよ!
 
 こんな発言は、思い上がっていて日本がまだまだ経済成長し、自分の会社が永遠に続くと、
 
信じているのでしょうね!!
 
   「会社の寿命は50年」という書物も読んだことが無いのかもしれませんね。
 
  そういう無教養がために邪教(積極的思考法など)の教える経済成長神話に引っ掛かり、
 
狂信者さんを増やし、お題目を唱える教祖さんや布教師さんの言葉を受け売りして自分が
 
信奉する経済成長至上神話を日本の国教に祭り上げる為に、右肩上がりの原発政策と言う
 
お題目を布教しようとして逆上せ上がった発言をしていることを報じるネットニュースは下です。  
 
 

「非現実的」と批判=政府のエネルギー政策に―経団連

 
 経団連は10日、政府の「エネルギー・環境会議」が提示した中長期エネルギー政策の三つの選択肢全てを「非現実的」と批判する見解をまとめた。代案などを検討した上で、今月中に正式な意見書を政府に提出する。
 政府は8月のエネルギー政策決定に向けて、2030年時点の原発依存度を「0%」「15%」「20~25%」とする三つの選択肢を示している。
 経団連は、まず政府の政策が国内総生産GDP)を実質0.8~1.1%増と想定していることについて、「日本再生戦略」で目標とする名目3%増、実質2%増と「整合性がない」と指摘。「戦略で示した経済成長に必要なエネルギーを確保できない恐れがある」としている。 
 
 
「原発比率の議論、政府の前提おかしい」と経団連 月内に独自案作成へ - 政府の成長シナリオが実現すれば電力が大幅に不足すると主張。産経新聞(7月10日)

◇政府が3通りの原子力発電比率を示した
30年エネルギー政策で3選択肢=政府会議 - ロイター(7月2日)
原発依存度3案決まる 政府、今夏に絞り込み - 選択肢の表朝日新聞(6月30日)
エネルギー・環境に関する選択肢(PDFファイル) - エネルギー・環境会議(6月29日)

原発比率「35%」案は選択肢から外した
電源構成:原発「35%」除き4案 政府、15%軸に検討 - 毎日新聞(5月28日)
あり得ない原発35%案が最後まで残る本当の理由 - YouTube「videonewscom」(5月26日)

・ [番付・結果]2030年時点の原発比率、何%がよい? - クリックリサーチ

◇意見募集中
話そう"エネルギーと環境のみらい" - パブリックコメントの募集案内(PDFファイル)。国家戦略室
「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント) - 内閣府共通 意見等登録システム