- 活断層列島に「安全」はない 原発と共存はできない (琉球新報)
活断層列島に「安全」はない 原発と共存できない (琉球新報)
琉球新報が、活断層列島の地震大国・日本は原発と共存できない、鹿児島県の川内原発や愛媛県の伊方原発は特に危険とされているので、稼働中の川内原発を直ちに停止し、すべての原発を廃炉にすべきだとする社説を掲げました。
今度の熊本大地震も予測の確率は極めて低くて問題視されていませんでしたが、そこに突如震度7の地震が27時間を置いて2度も襲ったのでした。日本には分かっているだけでも活断層が2千あるとされ、一説には6千に上るとされています。
全ての原発は再稼働させるべきではありません。
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琉球新報 2016年5月8日
4月14日に震度7の揺れが襲った熊本地震は、16日未明の震度6強を境に「日奈久(ひなぐ)断層帯」から、北東の阿蘇地方や大分県、熊本地方の南西側へと中央構造線断層帯の延長線上に拡大した。その断層帯をまたぐように北東には今夏にも再稼働が予定される伊方原発、南西に川内原発がある。
稼働中の川内原発について原子力規制委員会は停止させないことを決めた。原発に影響する地震の揺れの加速度(単位ガル)が今回は最大8・6ガルで、再稼働の際の審査では最大620ガルに耐え得る、というのが理由だ。仮に布田川・日奈久断層帯でマグニチュード8・1の地震が起きても150ガルにとどまるとする。
しかし、それは地震があくまで想定の範囲に収まった場合だ。気象庁が「大きな地震が2回起こり、震源が広域に広がる過去に例がない形で、今後の予測は難しい」と述べているように、原発周辺を含めて今後いつどこで大規模な地震が起きないとも限らない。