「100万本の薔薇」とグルジア(ジョージア)のお土産
皆さまは連休、いかがお過ごしでしょうか。
私は風邪でダウンして2日ほど寝込みました。
鼻風邪や咳,頭痛など、体の不調で眠れない・・というのは辛いですね。
久々に実感しました。
さて、今日は楽しみにしていた薔薇(ピエールドロンサール)が一斉に咲きました!
植え替えたのが良かったのか・・・・100万本の薔薇の花が~♪^^
中国の「白髪三千丈」的なおおげさな言い方ですが・・(^_^;)
強風で煽られ、かわいそうなので開きかけた花も切ってしまいました。
とりあえず投げ入れ。薔薇は生けるのが難しい~。と言うより下手~
写真入れ替えました
こちらはグルジアに行った友人からのお土産たち。
赤い皿の食べ物は、珍しいお菓子で、チュルチヘラ(churchkhela)。
コーカサスの伝統的なデザート。
ナッツに糸を通してそれを煮詰めたブドウの果汁に浸してくるんで乾燥させたものだとか・・
素朴で自然な甘さ…ナッツとぶどうの風味で美味しい。
薄く切って食べますが、元はこんな形で吊るされて売っているそうです
元に戻して・・ラップできつく包み、落ち着いたら・・・
チュルチュヘラのように薄く切っていただきます。
うふふ・・
チュルチヘラ風にいただく方が美味しい!!
固めの干し柿が手に入ったら、お試しあれ。
ブルーベリー紅茶は、ブルーベリーの良い香りがしました。
とても素敵な癒し系の優しい絵ばかりですので、記事を改めてご紹介させてくださいね。
さて100万本の薔薇の方は・・
グルジアのお土産を下さった友人に「薔薇の花束」にしてプレゼントします
それは、彼女のこんなお土産話から・・
グルジアといえば・・画家ピロスマニ。
国民にたいそう愛されている画家だそうで・・・
ピカソにまで「この国にはピロスマニがいるから私の絵は必要ない」
と言わせた画家です。
そして・・ピロスマニから加藤登紀子さんの「百万本の薔薇」の歌
にたどり着くのでした。
貧しい画家が女優に恋をし、全財産を投げ打って町中の薔薇の花を買い、彼女に贈ります。人付き合いの苦手な画家は自分の思いを百万本の薔薇に託したのです。でも、女優は気付かずに去っていってしまった…という悲恋のお話。
歌詞どおりですね。その画家のモデルがピロスマニということでした。
加藤登紀子さんの『百万本のバラ』をどうぞ!
なんて悲しい歌詞なんだろうと思いながら口ずさんでいた歌でした。
モデルがピロスマニと知り、さらに、彼の孤独な生涯を知ると泣けてきます。
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「グルジア」は、北をロシア、南をアゼルバイジャン、アルメニア、西をトルコと黒海に面して旧ソ連邦から1991年4月独立。首都はトビリシで、赤いバラ、ワインが特産と知られる。 「百万本のバラ」 A.Voznesnkij 作 その後、ピロスマニは放浪の旅に出て、15年後、彼女の絵を描いています。
『女優マルガリータ』
彼はずっと一人の女性を想い続けていたのですね。
友人が、ピロスマニの記念館に行き、案内係の方から聞いた話では・・
1968年、ピロスマニの死後50年目にパリのルーブル美術館で彼の展覧会が
もしそれが本当だったら・・天国のピロスマニはどんなに喜んだでしょうね!と。
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人生はすれ違いやボタンのかけ違いばかり…
思いを伝えるのは難しい・・。
でも、最終的に、本物の思いはいつか伝わるのではないでしょうか。
私も、このお話の老夫人はマルガリータで、彼女はあの日の百万本の薔薇の光景を思い出しながら、捧げてくれたピロスマニの思いを十分受け取ったものと思いたい。
悲運の画家だけに、このエピソードも心に残りました。
ピロスマニについては映画もあるそうですので、いずれまた記事に。
グルジアの赤い薔薇ではないけれど・・心に残る歌「100万本のバラ」に秘められたエピソードを教えてくれた友人に、これから薔薇を届けに行ってきます!
長くなってすみません。
長文読んでいただき、ありがとうございました。