「死から生を考える会」その1 男の浪漫 鴻島にたった1軒の民宿

2月の19日、20日・・と、岡山県の鴻島(こうしま)にて、「死から生を考える会」が開催されました。
イメージ 1


鴻島は瀬戸内海に浮かぶ小島の一つ。日生(ひなせ)から、船に乗って15分ほどです。
イメージ 2


昔は300世帯ほど、人が住んでいたそうですが、今や小学校もなくなり、無人状態。

それでも、この島の頂上には、1軒だけ、老夫婦が経営される民宿があるのです。

今回はここ「大津屋」さんが会場になりました。

この会の開催者、小野さんのお話しによると・・

芥(あくた)さんご夫婦は大阪の美術館内で長年、カフェを経営されていた方。

玄関には、立派な上村松園{序の舞」の絵が・・。
イメージ 3


鴻島に民宿を建てて、こちらにご夫婦で移って来られたというわけです。

芥さんは九州の島原出身。

ここを選ばれたのは、故郷と似ている瀬戸内海のこの島々に、強い魅力を感じたのがきっかけ。
イメージ 4


「生まれ故郷に似ているので、ここに住みたい!」

という芥さんの夢を聞いて、集まってくれた大工さん達は、何と、みんな九州人!

とても良い材料で、素敵な民宿の建物を作ってくださったそうです!
芥さんのお人柄もあるのでしょう。
・・お話しを伺っている私たちも、大工さん達の友情に心温かくなりました。

イメージ 5
イメージ 6

室内からはもちろん、展望台からも日生諸島全島が一望できて、感激でした!


ところで、芥さんの夢が叶って、こちらに住まれたのは、なんと60歳!

伊能忠敬が50歳から測量を始めて、日本地図を完成させたように、

何歳になっても、志や夢を持ち続ければ、いつか夢は叶うものなのですね!


もう引退したつもりになっていた私ですが、
「その年で、引退とはあかん、あかん!」と、芥さんに発破をかけられたような気がしました!

かわいい奥さんと一緒に老夫婦が経営される大津屋さんです。

気になるお料理は・・
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9


イメージ 10

蟹も一匹ずつ・・・。イメージ 11

食べ切れないほどのご馳走です。

そこへ、蒸し牡蛎が山ほど・・・。 イメージ 12
牡蠣フライも、酢牡蠣も・・と、海の幸がいっぱい!
食後にはメロンが出ました。


芥さんです。
イメージ 13

物静かな中にも、男の浪漫を実現させた強い情熱の持ち主。良いお顔をなさっています^^

この民宿で、話し合った「死から生を考える」有意義な時間でした。
続きはまた次回に・・。