福島県浪江町山林火災ー 東北関東甲信越、静岡、愛知の人も注意

 福島県浪江町山林火災

 
 放射能汚染で「帰還困難区域」になっている福島県浪江町の山林火災は、2日現在、発生から丸3日たっても延焼しています。
 県や隣県、陸上自衛隊のヘリコプターが散水を続け、地上からも約350人が消火に当たっている(浪江町の帰還者はまだ数%で消防団員が参加できない)ものの、消火は困難を極めています。
 山林は放射能に汚染されたままなので火災による拡散も懸念されます。
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FBより転載します。
 
【重要・緊急】福島県の帰還困難区域の森林で火災が起き、延焼中。
2011事故直後には愛知県東部まで飛散したこともあり、注意が必要です。
①雨に絶対濡れないこと。
②換気はしない
③外出時は二重のマスク
④家庭菜園はビニールシートをする...
などの対応が、必要だと思います。
5月1日時点でまだ延焼中ですが、鎮火後3-4日程度は被ばくする恐れがあるとのことです。

【緊急連絡】福島原発事故帰宅困難区域で森林火災。
4月29日午後、福島原発事故の帰宅困難区域の森林で火災が起き、強風により
5月1日現在、強風により放射性物質飛散中。
東京電力で賠償を担当していた元東京電力社員の一井唯史さんから、緊急連絡です。
https://goo.gl/TO3sGG

 山林の7万平方メートル以上が延焼し、燃えています。
ほとんどの方が福島で起きたこと、対岸の火事と思っているようですが、風により福島原発事故爆発時は関東甲信越、静岡、愛知の東側まで飛散しています。福島だけが汚染されたわけではないのです
今もなお火災は継続しており、30日の消火活動は日没とともに打ち切られ、5月1日午前5時過ぎから、再び、ヘリコプターで消火が行われる予定です。
私(一井唯史)は、退職に追い込まれた東京電力で、賠償を担当して色々な事を見てきました。
残念ながら森林は除染が出来ていません帰宅困難になるほど放射能汚染の激しい地域で山火事が起きれば、高濃度の放射性物質を取り込んだ木々が燃え、高濃度の放射性物質が飛散してしまいます。春先は関東にも花粉が飛ぶように飛んできます。3・11の時は、水が汚染されたことも人は、なぜか、すぐに忘れてしまうものです。
1日経った4月30日もまだ燃えており、5月1日以降も消火活動が行われる予定です。被曝に晒される期間は、現時点から鎮火後3~4日間程度です。多くの放射性物質が飛散し、より長く被曝にさらされる恐れがあるため、要注意です。
3・11の原発事故時は、南関東を汚染し、そして北関東、東北に戻り、途中雨の降った地域は高濃度に汚染されました。東北関東甲信越、静岡、愛知の人は、最低限、以下の対策をオススメします。
○無駄に内部被曝しないように換気はしない
○外出時は2重マスク
○家庭菜園はしばらくビニールシートを被せて対応する(ビニールシートを外す時は完全防備しましょう)
○雨が降った時は必ず傘をさす
○一週間くらい、毎日、朝昼晩、味噌汁を飲む(わかめの味噌汁がベスト、味噌は半年以上熟成されたもの)
○子供のいる家庭は特に、水を買っておく
仲の良い人、自分の大切な人に知らせてください。話した人に嫌な顔されたら、そうだね、放射能バカが、未だにウザいこと言ってるよね、と同調して嫌な思いをしないようにしてください。話のわかる人は、今出来るベストを尽くして、自分の身は自分で守りましょう。
目に見えませんが油断をしないほうが良いと思います。
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(参考記事)

 「山火事と放射能
 紀伊新聞 2017年5月1日

▼4月29日午後、福島の原発事故の帰還困難区域の森林で火災が起き、今も鎮火していない。放射能汚染の激しい地域で山火事が起きると、高濃度の放射線物質が飛散し、被ばくの懸念がある。東北、関東、北信越、静岡、愛知の人は最低限、次のような自己防衛の対策がオススメという内容だった。
内部被ばくしないよう換気はしない。外出時は二重マスク。家庭菜園にはしばらくビニールシートをかぶせる。雨が降ったときは必ず傘を差す。1週間ぐらいは毎日朝昼晩、みそ汁を飲む……。
▼その記事を当地に配達される全国紙でチェックすると、毎日新聞の社会面だけに小さく「帰還困難区域国有林で火災」とあった。29日夕、陸上自衛隊災害派遣を要請。福島、宮城、群馬3県と自衛隊から計8機のヘリが消火を続けた。30日夕までの焼失面積は約10ヘクタール。福島県警は雷が原因の可能性があるとみている、と伝えていた。
▼この情報を最初にアップしたのは東京電力で賠償を担当していた元社員。現地の事情に詳しい彼によると、放射能汚染の激しい地域では森林除染ができておらず、火災が起きれば花粉が飛ぶように放射性物質が飛散するという。
▼原子炉爆発から6年が過ぎても、収束がままならない事故のこれが現実だろう。政府も全国紙も、この現実にあまりにも鈍感過ぎるのではないか