東京&東北旅行 (1)東京の友と再会


月曜日の晩、関西に戻ってきました。

東京&東北旅行とは言っても、いつもの「会えるうちに会っておこう~」という
旅行で、観光はほとんど無しでした。
でも、人に会いに行く旅も良いものです。
遠くの親戚、友人、お世話になった方々の優しさ温かさが心に沁みた良い旅でした。

東京では、大学卒業後初めての職場で出会った大切な友人宅に。
彼女は、以前記事にしましたが、三本指で生まれた夏衣ちゃんを本人の希望するピアニストに育てられた偉大なお母さんです。
イメージ 1

夏衣ちゃんはドイツ留学で、今日はお留守

迎えに来てもらってドアを開けると、サプライズが待っていました!
イメージ 6

猫のプーがお出迎え?

いえ、猫ではなく、同僚の順子さんが友の計らいで待っていてくれたのでした。
嬉しいサプライズ‼
順子さんは60代になったのに、結婚当時とほとんど変わらない印象。
 学生時代に器械体操をやっていたスラリとした スタイルと、絵を描かれる美的センスで、昔から素敵な着こなしをされる方でした。

いつまでも若く美しくいられる秘訣は?
それなりに努力していらっしゃるのでしょう
「60歳になったら敢えて二の腕を見せるようにしているの。」と。
この日も夜の音楽会用に、ノースリーブの黒いレースのワンピース姿。
思い切って肩を出す緊張感が、意識してスタイルを保つことに繋がっているようです。
趣味は絵画だけでなく、フルート歴 10年。バレエにダンス、語学も…
いつも何か目標を持って挑戦し続けているのも、彼女の若さの秘訣なのでしょう。
「年齢が高くなったから諦めよう」という発想は彼女にはないのです。
 
一方、和子さんの方は自然体で、白髪の目立つ彼女の横顔は
ターシャ・チューダーによく似ています。
彼女は認知症のお母さまのお世話と障害を持つ娘さんのピアノにこまめに付き合って、講演活動もこなし、自分の時間というものはあまりなかったように思います。
でも、どんなに忙しくても手抜きせずに、何事も丁寧にあたるのが彼女の持ち味。
お昼ご飯は、こんな手の込んだメニューを作ってくれました。
野菜の中華風スープ
ヒエとカボチャの野菜コロッケ(すごく手間がかかります)
スパゲッティナポリタン
手作りドレッシング添え
イメージ 3
イメージ 5

イメージ 4彼女は美術の先生で、退職後はしばらく自分の教室も持っていました。
これは生徒が置いていった作品だとか…
イメージ 2

会いに行ったのは、やはり私の病気が気になるから…でした。
でも、2人のおかげで目標を持って前向きに生きることや、人生の残された時間を丁寧に…ということ改めて大事にしたいと思いました。
ただ漫然と生きてるのでなく、目標をはっきりさせることで、生きる時間が輝きますね。

若い時分に出会った付き合いの長い友人は財産です。
お互いの人生を俯瞰してみることができる年齢になって、今まで何度となく助けられた事人生への影響などを思うと、家族以上の縁の深さを思います。
年老いて、息子2人が遠い場所で生きていくようなことになったら……
「その時は東京においでよ」と言ってくれます。
家族以外のこんな言葉もとても嬉しいです。

書きとめておきたかったので、長くなりました。
長文へのお付き合いありがとうございました。

もう少し続きます。