どうなる??「たねまきジャーナル打ち切り検討」 皆さんの声をMBSへ!

脱原発報道のラジオ番組打ち切り検討 毎日放送 (朝日新聞デジタル 2012年8月1日00時45分)(http://digital.asahi.com/articles/OSK201207310193.html?ref=comkiji_txt_end
 原発問題を積極的に取り上げ、脱原発派の間で話題のラジオ番組、毎日放送大阪市北区)の「たね蒔(ま)きジャーナル」の打ち切りが検討されている。
31日には聴取者らが放送局前に集まり、存続を求めた。
 「たね蒔きジャーナル」は2009年10月に始まり、平日午後9~10時に放送中の報道番組。毎日放送のアナウンサーが司会を務め、様々なゲストと共に時事問題を幅広く取り上げてきた。
東日本大震災後は原発報道に力を入れ、危険性を訴える京都大学原子炉実験所の小出裕章助教の解説などを伝えている。
 今年3月には一連の原発報道が評価されて、坂田記念ジャーナリズム賞特別賞を受賞した。
テレビの視聴率に当たる聴取率も堅調という
番組の内容がネットを通じて広まるなど、脱原発を掲げる人々を中心に支持されている。
 打ち切りの検討について、毎日放送は「9月の番組改編の記者会見まで一切コメントできない」とするが、番組関係者によると、人件費削減などを理由に打ち切る方向という。
脱原発の報道姿勢に批判的な社幹部もいた」と明かす関係者もいる。
小出助教は「ほとんどのマスコミが政府の発表をうのみにして流す中、真摯(しんし)に報道している番組だ」と評価する。
 
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以下、ざまあみやがれい様から転載
その1
・・・・・・「たね蒔きジャーナル」は、3.11以降、素晴らしい報道姿勢を貫いて来ました。水野さんの類まれなる強い個性が、見事に報道番組にはまりました。適材適所とはこのことです。
3.11直後の日本全体が恐怖に震えていた原発事故の発生直後にも、腰がひけることなく、大阪のおばちゃんソウルあふれる気迫で、小出裕章氏に対してインタビューを続けていました。

日本のあらゆる電波がビビっていたにもかかわらず突破し続けた「たね蒔きジャーナル」は、日本の宝です。

僕は、「たね蒔きジャーナル」の小出裕章さんの音源の文字起こしを通じて、「たね蒔きジャーナル」を知り、その他多くの素晴らしい企画や取材、インタビューに出会いました。

上田崇順さんの福島の作業員の取材報道はとても良かった。
出演者の中で一番若い上田さんだからこそ、僕は年齢も近いということもあって、ここで名前を挙げてありがとうと伝えたいと思います。若い上田さんの声が、原発事故の深刻さを真摯に伝えるのはとても勇気をいただいています。

僕のもとには、関係者のメッセージが伝えられ続けています。皆さんが番組に送ったメールは、スタッフの中で共有されています。だけど、思ったより局内の動きが早く、あと数日でたね蒔きジャーナル打ち切りが決定するのだそうです。その人は毎日放送を包囲して欲しいと言っているとのことです。

僕一人で包囲できるかどうかはわかりませんが、出来るだけのことをやってみようと思っています。

あと、メールや電話で皆さん毎日声を届けてください

▼「たね蒔きジャーナル」が打ち切り超濃厚 あと4・5日で決まる…… みんなの「愛」をメール・電話で番組に届けるしかないでしょう!
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65816988.html

1回だけではなく、2回、3回と、「たね蒔き好きだから昨日も電話したけど、状況どうなのー?」とか「心配で心配で、今日も電話しちゃったんだけどねー」とか、愛情を表現するために言葉を尽くすのがよいと思うのです。
 
(記事ここまで 関連リンクは下にあります)
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/d/9/d9f69f77.png「たね蒔きジャーナル」が打ち切り超濃厚 あと1週間で決まる…… みんなの「愛」をメール・電話で番組に届けるしかないでしょう!
 
その2
 http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/0/4/048cf248-s.jpg
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東京新聞が報じた「たね蒔きジャーナル打ち切り検討」 社員が流した涙の意味。「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.266
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2012年8月4日の東京新聞朝刊で、ようやく「たね蒔きジャーナル」の打ち切り検討が報じられた。1日に朝日新聞が報じた3日後だ。

続報をうった東京新聞は、「こちら特報部」にて、朝日新聞より字数を割いて報じている。続報を打つならば、これは当然の姿勢だと思う。当日の現場で何が起きていたか、朝日新聞より具体的だ。 その当日の現場を誰より知っているのは、そこに集った「たね蒔きジャーナル」リスナー40名だ。その中の30人程度の人々が、7月31日にMBS毎日放送の前にプラカードを持って集まった。僕もその一人だ。

そこで僕は、毎日新聞記者と朝日新聞記者に取材を受けた。毎日新聞は2012年8月4日現在、まだ報じていないようだ。

僕らはMBS前に集まり、参加者が作って持ってきたプラカードを持っていた。そこに警備員がきて、敷地内でのプラカードや撮影は禁止だと伝えられた。僕らは敷地外に出た。

そこへ、MBSの社員の方がきて、僕らに応対した。集まった人たちを建物の裏側に移動させた。東京新聞紙面で石丸次郎氏が書いているように涙を流して僕らに応対した。僕より年上の大人だ。大人が涙を流していた。

集まったリスナーの中には、もらい泣きしている人もいた。僕もそうだった。

僕はサングラス越しに、彼の涙が、本物の涙なのかずっと疑いながら彼を見ていた。どういう気持で涙を流していたのか、もちろん僕には分かるはずはない。だけども、彼のもっている「温度」と僕らの持っている「温度」は、似ているように感じた。
最初、僕らを建物の裏に連れて行ったあと彼は次のように言った。
たね蒔きジャーナルの存続については、私は知りません」
そして、彼は涙を流した。

30人は思い思いの気持ちをその人にぶつけた。彼は30人の声を一度も遮ることなくきちんと受け止めて、そして度々声をつまらせた。
彼を見守る30人のリスナーの目は暖かかった。

彼の名誉のために明確にしておくが、彼は、毎日放送に不利になるような振る舞いを一切しなかったし、同時に、リスナーにとって不利になるような振る舞いも一切しなかった。

僕は、彼の姿勢から、一貫してラジオというメディアへの愛を感じた。世界中の「たね蒔きジャーナル」を愛するリスナーの気持ちをきちんと受け止めるために、大きな建物から出てきたことは、彼の人生において、忘れられない時間になればいいと思う。彼は紛れもなく時代のエッジに自らの身を置いていたのだ。

僕はいつも、人生を、インディージョーンズのある一幕のようだと思っている。
下を見ると真っ暗の深い谷底だが、そこには対岸へ続く『透明の道』があるというシーンがある。
透明の道があると示されているにもかかわらず、目の前には、深い谷底へ続く空間しかない。だから、頭ではそこに足を踏み出せばよいとわかっていながら、恐怖が勝り、その一歩が踏み出せない。主人公は、勇気を振り絞って足を踏み出す。そして足の裏で、そこに透明の道があるのを理解する。決して目ではわからない。踏み出した足の裏で、道があるのを感じるのだ。
そして、透明の道を渡り切る。

新しい時代がきている。ラジオを愛するリスナーが世界中から、大阪のローカルラジオ局の1時間番組に熱いエールを送り、実際に日本中から30人がMBS前に集まった。

そういう僕のライトな呼びかけに応じて、北海道の夕張からも、今行くしかないと思ってやってきていた。「たね蒔きジャーナル」はリスナーにそう振舞わせる、番組だということだ。

そこに、現れたMBS社員は、決死の覚悟でやってきたんじゃないかと僕は思っている。僕は、彼は「透明の道」へと第一歩を踏み出したのだと思っている。MBSの中で一番今の時代を皮膚感覚で感じている1人だと思う。

MBSは、彼を大事にして欲しい。そしてたね蒔きジャーナルに関わるスタッフを大事にして欲しい。

たね蒔きジャーナルに関する情報が、ぽつぽつとメディアに流れている今、僕は危惧していることがある。

これは僕の勝手な推測で、一般論だという前提で読んでほしい。

組織は、内部からの情報が外に出るのを恐れる性質を持っている。
もし、内部から情報をリークした人に罪をきせるような動きをする人がいたならば、僕は絶対に許さない。リスナーのために、番組のために、「善意」で行動した人間を排除しようとするならば、僕は絶対に許さない。

そのようなことをしようものなら、ラジオ局は滅ぶだろう。優秀な人間を排除しようとするならば、番組のクオリティーは下がるだろう。スポンサーは満足しなくなるだろう。

長い目で見て欲しい。今のラジオ局の経営陣は、古い時代の人達だということだ。僕は古い時代の人達の存在を批判しているわけではない。頭の良い経営者ならば、それを当然自覚しているだろうと思っている。そうでなければ、経営者は務まるはずがない。

時代は刻一刻と変わっている。ツイッターフェイスブックを通じて、YOUTUBEのラジオ音源は数万回の再生回数を弾き出す。この感覚を理解できない経営者は、逝ってよし。

今の時代は、リスナーは、ストーリーを求めている。メディアと自分たちの関係性を求めている。それをメディアは受け止めてほしい。
種蒔きジャーナルは、これまで、世界中のリスナーが満足するクオリティの放送を続けてきたということだ。3.11以降、「たね蒔きジャーナル」とリスナーの間のストーリーは、素晴らしいものだったということだ。

それにラジオ局は胸を張らないで、何に胸を張ろうというのだろうか。世界中にスポンサーがいるという事実から目を背けるということに、何の意味があるというのだろうか。

この事実を経営陣も客観的に捉えて欲しい。今、ラジオ局は存亡の危機に瀕していることは事実だ。だからこそ、今の時代を皮膚感覚で理解している人を、大事にしなくてはいけない。そういった人達が支える番組を大切にしなくてはいけない。

(字数の都合で一部省略しています)
 「たね蒔きジャーナル」の存続への署名を世界中から届けよう!
 
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http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/4/1/414690c9-s.png
※↑クリックで署名サイトへ飛びます。
ちなみに、リンク先の署名サイトでは、ブログパーツも配布しています。利用して多くの人の目に止まらせるような動きが出来ればと思っています。
  • 早い段階での情報拡散につとめることで、より多くの人に署名があることが伝わる!
ということですね。
ここで、僕なりに、立ち上げ段階の最優先事項について考えて見ました。
ご参考になれば幸いです。
 
ちなみに、余談ですが、この署名スタートの動きは、7月29日の「たね蒔きジャーナル大好きオフ」に集まった人たちの話し合いで決まりました。慌ただしい動きの中で、最短でウェブ署名を立ち上げられたことを友人に感謝したいと思います。
これまで、多くの人たちの力や気持ちがネット上で集まって、MBS史上、類を見ないほどの電話やメールでの「感謝」や「継続のお願い」が届いていると言います。
今回の「署名」もまた力になると思います。世界中から「たね蒔きジャーナル」の存続を願う署名が集まることは、番組存続への力になると僕は思っています。
 
※最新情報では、打ち切り決定まで、あと数日とつたえられています!
日本のメディアジャーナリズムを引っ張ってきた「たね蒔きジャーナル」の打ち切りが濃厚とのこと。3.11以降の原発報道が多くの人に貴重な情報になりました。
こんな大事な番組がなくなっちゃダメだと思う。
皆さんで、たね蒔きジャーナル存続のために働きかけましょう