ほとんどの癌や病気に有効、ケトジェニックダイエット。化学療法にも勝る

   

ケトジェニック・ダイエットはほとんどすべてのガンで化学療法に勝る

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 ケトジェニック・ダイエットはガン細胞を兵糧攻めに出来る 
(英語の元記事はこちら)

〇キーワード:” Cancer cells love sugar ” (がん細胞は砂糖が大好き)
「低糖質、高脂肪のケトジェニック・ダイエットは、最も進行したがんにさえも、抗がん剤放射能治療に取って替われる」――国内屈指のがん研究者であり、ボストン大学教授であるトーマス・シーフリード博士はこう言います。
彼の何十年にもわたる研究は、ガンが遺伝性ではなく、”代謝異常の病気”である、ということを突き止めました。 そして、代謝異常の病気を治す一番の方法は、食餌法であり、毒だらけの放射能を浴びせることではありません。彼の研究は、医療ジャーナル「Carcinogenesis」に最近発表されました。

従来のガン治療の問題は、ガン従事者がガンを遺伝的な病気として取り組んでいるために、問題の根幹に対処していないとシーフリード博士は言います。
この考えを持つ専門家はなにもシーフリード博士だけではありません。ラルフ・モス博士もまた、放射能治療と化学療法が癌治療に効果的であると証明できていないとしています。それらが今まで何かしたとしたら、それは患者の定年後のための銀行預金残高をどんどん減らしたか、彼らの生活の質を著しく下げた以外のなにものでもない、と。(モス氏は、次の年にこの情報を公開したために解雇されています)

科学者たちは、これは、ガン患者に放射線を当てる時、悪性のガン細胞を殺そうとしますが、その過程で、その周りの健康な細胞も傷つけてしまうことにあるとしています。それが、将来その患者の体の他の部分に「リバウンド」ガンを発達させてしまっている、と―。
これが、抗がん剤であるガンの治療に成功した患者が、数年後にまた違った種類のガンを発達させてしまう理由です。

【ケトジェニック・ダイエットはガン細胞を餓死させる】
栄養的ガン治療のゴッドファーザーとして広く知られており、『Cancer as Metabolic disease (代謝疾患としてガン)』の著者であるシーフリード博士は、多くの研究者たちと一緒になって「ケトジェニックダイエットは、ほとんどのガンに効く」としています。

これは、体内のほとんどの健康な細胞は、生きていくのに「脂肪・ブドウ糖・ケトン体」のどれかを使えるという代謝の柔軟性がありますが、ガン細胞はこの代謝の柔軟性を欠いており、大量のブドウ糖を必要とし、ケトン体では生き残れないためです。 ですから、このケトダイエットのような糖質を制限することによって、ブドウ糖インスリンを減らし、それでガン細胞の成長に必要な唯一の燃料を制限できるのです。

この考えは、新しく聞こえるかもしれませんが、科学者たちは80年も前からこのことを知っていました。 この現象は、ドイツの生理学者オットー・ウォーバーグ博士によって1920年に最初に観察されており、彼は「ガン細胞は欠陥的なミトコンドリアを持ち、砂糖で生きている」ことを発見したために1931年にはノーベル賞をもらっています。

(中略)

一方で、低糖質、高脂肪のケトジェニックダイエットは、さまざまな病気と闘えることが分かってきました:肥満、てんかん、糖尿病、アルツハイマー、心臓病などにも有効。「ケトジェニックダイエットは多数の異なる病気に対する唯一の代謝アプローチだ」とシーフリード博士は言います。

LCHF(Low-Carb High-Fat) ケトジェニックダイエットが現在の標準治療への有望な代替法だ、とする科学者の数はどんどん増えていっています。


ここにはいちいち紹介しませんが、今までに数えきれないほどの実際の成功例が報告されています。マウスの実験でも、かなり悪性のガンでさえ、抗がん剤よりケトダイエットを与えらえたマウスの方が、ガン細胞は小さくなり、長く生きれています。

では、ケトジェニックダイエットが臨床的にも、事例的にもこれほどガン治療に効果があると証明されているのにもかかわらず、なぜ医療界では受け入れられてこなかったのでしょう?
それはひとえに経済の問題からです。ガンは巨大なビジネスです。実際、ガンで死ぬ人よりも、ガンで生計を立てている人の方が多いのです。

シーフリード氏によると、医療業界はケトジェニックダイエットがガン予防と治療の上で有効であると公に認めることに難色を示していると言います。なぜなら、そうすることで、化学療法と放射線治療から発生する膨大な病院への歳入が断ち切られてしまうからです。

ダイエット法なんかで、誰が儲かるでしょうか? 病院も、医者も、製薬会社も、ケトジェニックダイエットを処方しても何のお金にもなりません標準治療で何百万ものお金が入ってくるというのにー。 放射線治療なんて、一人毎月一回ごとに一万ドル(約118万円)生み出すんですよ。

しかし、シーフリード博士は、医療業界が、安価で害のないガン治療の方法として、ケトジェニックダイエットの有効性を公的に認める時が来ていると言います。
「従来の標準治療はガンにとって計り知れない失敗でした」と彼は言います。「ケトジェニックダイエットは、いつの日かほとんどのガンで標準治療に置き換えられるかもしれない。私を疑う人に、私は言うんですよ、『じゃあ、私が間違っていることを証明してみてよ』ってね。」

〈参考〉ケトジェニック・ダイエットとは:

糖質制限法よりもさらに一歩進めた、糖質を限りなく低く抑える食餌法。別名アトキンス・ダイエットとも言われる。しかし、脂肪はたっぷりと摂ってよいため、栄養失調やエネルギー不足でガス欠にはならない。それによって、健康な細胞は元気に保ちながら、がん細胞だけを兵糧攻めに出来る。
(注:脂肪では太りませんから、安心して取ってください!これも従来の間違った常識でした。太らせるのは糖質のみです)

ちなみに、農耕が始まる前は人の摂取する炭水化物・糖の比率はたったの5%~、それが今は10倍の50%~に変わってきています。 それから人は多くの病に苦しむようになったのです。現在の炭水化物・糖質過多の食事は間違っており、人に相応しくない従来あるべきでない食事なのは明らかです。 そして今や多くの医師が、人類にとって正しい健康食、病気から一番遠い食餌法は、このケトジェニックダイエットであると言います。

【OKフード】

・肉類(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など)
・魚介類(イワシ、サンマ、サバ、マグロなど)
・大豆・大豆製品(茹で大豆、豆腐、納豆、高野豆腐、無調製豆乳など)
・乳製品(チーズ・バターなど)
・糖質が少ない野菜(葉野菜、ブロッコリー、カリフラワー、パセリなど)
・海草類(ワカメ、海苔、ひじき、寒天など)
・キノコ類(シイタケ、えのき茸、しめじなど)
・糖質が少ないお酒(焼酎、ウィスキーウォッカなど)
・糖質が少ない調味料(ココナッツオイル、オリーブオイル、塩、コショウ、酢、マヨネーズなど)

【NGフード】

穀物(ご飯、パン、麺類、シリアルなど)
・砂糖(菓子類、清涼飲料水、蜂蜜、メープルシロップなど)
・イモ類(ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、ヤマイモなど)
・でんぷん食品(でんぷんが原料の春雨、葛きりなど)
・粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど)
・点心類(餃子、シュウマイ、春巻きなど)
・ルウを使う料理(カレー、シチュウなど)
・果物(リンゴ、ミカン、バナナ、缶詰、果物ジュースなど)
・糖質が多い野菜
・糖質が多いお酒(日本酒、ビール系飲料、紹興酒、マッコリなど)
・悪い油(トランス脂肪酸、サラダ油、ベニバナ油、コーン油などオメガ6系の油全般)
人工甘味料アスパルテームなど)を使ったダイエット食品



 
トンプソン 真理子
在米19年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」





ちなみに、農耕が始まる前は人の摂取する炭水化物・糖の比率はたったの5%~、それが今は10倍の50%~に変わってきています。 それから人は多くの病に苦しむようになったのです。現在の炭水化物・糖質過多の食事は間違っており、人に相応しくない従来あるべきでない食事なのは明らかです。 そして今や多くの医師が、人類にとって正しい健康食、病気から一番遠い食餌法は、このケトジェニックダイエットであると言います。



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