新年特別企画 嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿(前編)by リテラより

新年特別企画 嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿(前編)

 LITERAが新年特別企画として、「嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿(前・後編)」を発表しました。 まず、その前篇を紹介します。(長いです。)


新年特別企画 嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿(前編)
嫌韓ヘイトを生み出したのは誰か! 安倍政権と極右勢力に乗っかり韓国叩きに明け暮れたワイドショー、コメンテーターの罪
LITERA 2020.01.06
 IR汚職にイラン自衛隊の中東派遣と、2020年は安倍政権のヤバイ正体が完全にはっきりする年になりそうだが、新たな問題の前にいま一度総括しておかねばならないのは、「戦後最悪」と呼ばれた日韓関係の背景と、韓国や在日コリアンに対するヘイト=差別の問題だろう。そもそも日韓対立のもとになった、慰安婦や徴用工、輸出規制、GSOMIAをめぐる問題などはすべて、安倍政権の歴史修正主義、そして不祥事ごまかしや選挙のための意図的なキャンペーンがもとになっている。そこに、御用メディアや極右言論人が乗っかるかたちで、差別感情丸出しの嫌韓・ヘイトの空気を作り出してしまったのだ。2020年もおそらくこの嫌韓ヘイト、歴史修正主義は続くだろうし、別の問題にも同じやり口が使われる可能性もある。
 それを止めるためにも、この1年に起きた嫌韓ヘイト事件を振り返り、政権主導の歴史修正主義と“嫌韓キャンペーン”に乗っかったメディアや言論人の罪を総括しておきたい。「嫌韓ヘイト・歴史修正事件簿」、まずは前編からお届けしよう。

●事件簿その1
安倍政権の不正をスルーして韓国バッシングしたワイドショー、「週刊ポスト」は誌面でヘイト垂れ流し
 やはり最初にあげなくてはならないのは、「戦後最悪の日韓関係」を作り上げたマスコミの問題だろう。「「嫌韓」ではなく「断韓」だ 厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない」なる特集を組んだ「週刊ポスト」の版元・小学館こそ、作家たちから絶縁宣言されるなど大きな批判を浴びたが、これは氷山の一角にすぎない。とりわけテレビのワイドショーでは、韓国への強硬姿勢を見せる安倍政権の詭弁を無批判に垂れ流しながら、毎日のように「韓国けしからん!」の大合唱を繰り広げることで、視聴者の“嫌韓感情”を煽りに煽っていた。
 たとえば、韓国への半導体材料等の輸出規制は、明らかに徴用工問題に対する安倍政権の報復だった。戦中の日本が朝鮮人たちを強制労働させたのは公的史料も残る歴史的な事実だ。そして、その劣悪な環境や賃金未払いをめぐる戦後保障は人権問題であり、日本政府もこれまで「個人の請求権は消滅していない」という見解をとっていた。ところが、安倍政権は日韓対立を政治利用し、多くのマスコミがそれにまる乗っかりしたのである。
 参院選を控えた7月に政府が対韓輸出規制を発表すると、FNNなどを中心に、マスコミは「韓国は軍事転用できる輸出品を北朝鮮横流ししていた可能性がある。だから日本は輸出規制に踏みきった」という趣旨の報道を一斉に展開。だが、これは明らかに印象操作としか言いようがない“フェイク”だった。
 FNNは〈韓国から兵器に転用できる戦略物資が不正輸出された案件が、4年間で156件にのぼることが明らかになった〉として、〈北朝鮮金正男キム・ジョンナム)氏暗殺の際に使用された神経剤「VX」の原料がマレーシアなどに不正輸出されたほか、今回の日本の輸出優遇撤廃措置に含まれるフッ化水素も、UAE(アラブ首長国連邦)などに不正輸出されていた〉などと報じた。
 しかし、この「4年間で156件」というのは、実際には、2015年から2019年3月までに韓国政府が「摘発」した件数。つまり、未然に防いだり、不正を正したりした数字という解釈もできる数字なのだ。これがなぜ、不正輸出の証拠になるのか。しかも、FNNが報道したのはあくまで摘発した不正輸出の相手国のなかに、北朝鮮と関係している国があったというだけ。その先はまったくわからない。それを、「北朝鮮への横流し」の証拠のように報じるのは、印象操作以外の何物でもないだろう。実際、こうした報道から約半年が経とうとしているが、「韓国が北朝鮮へ不正に横流しをしていた」という証拠は何一つ出てきていない。
 しかし、その後もマスコミは懲りずに、無茶苦茶なフェイクをやめなかった。8月、安倍政権が韓国の「ホワイト国除外」を閣議決定し、文在寅大統領が日本政府を批判すると、マスコミは一斉に「文大統領が日本を『盗人猛々しい』と批判」と報道。だが実際には、文大統領が使った「賊反荷杖」という四字熟語は日本語では直訳できない表現で、ニュアンスとしては「悪いのはあなたでしょ」程度の語感だという。事実、韓国報道の日本語訳では「『加害者の日本が居直り、大口をたたく状況を座視しない』と強い口調で語った」(聯合ニュース)などと訳されている。つまり、「最悪日韓関係」を煽りたい国内メディアは、恣意的に角度をつけて“意訳”していたのだ。
 さらに、“有権者買収疑惑”で辞任した菅原一秀・前経産相など、相次いだ政権の閣僚スキャンダルはほとんどスルーする一方、韓国の曺国(チョ・グク)前法相の話題は数カ月にわたってフェイクまがいの小ネタまで延々と報じ続けたのだ。そして、そんな“嫌韓キャンペーン”のなか、テレビでは安倍応援団のコメンテーターたちが、韓国や北朝鮮在日コリアンの人々の排斥を煽るようなヘイトをどんどん垂れ流していったのである。

●事件簿その2
武田邦彦東国原英夫黒鉄ヒロシ小松靖八代英輝、元韓国大使の武藤正敏…ヘイト、嫌韓を垂れ流したコメンテーター
 象徴的だったのが8月、『ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜』(CBCテレビ)でヘイトクライムを扇動したコメンテーターの武田邦彦・中部大学特任教授だ。武田氏は番組のなかで、ソウルを旅行中の日本人女性が韓国人男性から罵声と暴行を受けた事件をダシにして、「明らかに反日の教科書をつくり、反日の教育をし、路上で日本人の女性観光客を、その国のね、訪れた国の男が襲うなんつうのはね、これはもう世界で韓国しかありませんよ」と話した。
 観光客を襲う犯罪は日本を含むさまざまな国で発覚しているのに、決めつけと偏見で「韓国の男」をひとくくりにし、「女性観光客を襲う」とレッテルを貼って差別を煽る典型的なヘイトスピーチだが、さらに番組が“大阪で韓国人観光客が激減”という話題を扱うと、武田氏は「そりゃあ日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」と発言。「韓国人女性」という属性で「暴行」を肯定するというヘイトクラムを、地上波のテレビで垂れ流したのである。
 しかも『ゴゴスマ』は、この武田氏によるヘイトクライム扇動発言の翌々日にも、東国原英夫が、ゲストである韓国人女性の金慶珠東海大学教授に対して「黙って、お前は! 黙っとけ!この野郎。喋りすぎだよ、お前!」と面罵している。さらに東国原は、金教授を「韓国では、親日家の右派なんですよ。でも日本に来ると、左派・反日系を装うじゃないですか。これ『ビジネス反日』と僕は言ってるんですけど」などと攻撃。「反日」などという言葉でもって“攻撃すべき相手”なのだと開き直る態度は、ヘイト煽動にほかならない。
 こうしたヘイトクライムや侮辱が地上波の生放送で飛び出すのは、「最悪の日韓関係」をテコにすれば「韓国(人)相手ならどんなことを言ってもいい」という空気がメディアを支配しているからだ。
 事実、武田氏ほど直接的ではないにせよ、他のワイドショーでも右派・安倍応援団たちが毎日のように歴史修正主義を振りかざしながら“嫌韓コメント”を繰り出していた。
 『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)では、コメンテーターの漫画家・黒鉄ヒロシ氏がフリップに「断韓」 と書き、「脱亜ではもう収まらない」「1回切っちゃう」などと、ヘイト丸出し発言。また「従軍慰安婦の像ってあるでしょ。あれ、アメリカ兵がジープで女の子を轢いちゃったそのときにできた像なんですよね」などとネトウヨ界隈で定番のデマをばら撒いた(本サイトの解説参照https://lite-ra.com/2017/12/post-3635.html)。MCの小松靖アナウンサーも徴用工・慰安婦問題は「解決済み」などと強弁し、「(文大統領には支持率以外に)北と繋がる別の理由があるのではないか」なるネトウヨそっくりの陰謀論をまくし立てた。
 また『ひるおび』(TBS)では、安倍応援団筆頭の八代英輝弁護士が「慰安婦問題っていうものが史実に基づかないものである」と堂々とフェイクをぶったり、ハンギョレ新聞と中央日報朝日新聞反日三羽烏みたいなもん」などと言いたい放題。
 『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)でも、『韓国人に生まれなくてよかった』(悟空出版)なるヘイトスピーチ同然のタイトルの本を出している元韓国大使の武藤正敏氏が「文大統領の支持層はみんな過激派」「韓国は裁判官でも相当左がかった人が多い」などとまくしたて、“文大統領が検察改革の世論を喚起するためにプロパガンダ映画をつくらせた”という趣旨のフェイクまで語っていた(本サイトの解説参照https://lite-ra.com/2019/09/post-4980.html)。だがこの武藤氏、韓国司法の徴用工判決を厳しく指弾して「文在寅大統領がやらせた判決である」と攻撃を行っているが、実は、自身は2013年1月から2017年末まで徴用工訴訟の被告である三菱重工業の「顧問」に就いていたというバリバリの“利害関係者”である。
 あたかも客観的な報道人や専門家のような顔をしているテレビのコメンテーターたちだが、その“嫌韓コメント”の数々は、確実にヘイトスピーチヘイトクライムの扇動につながっている。そして、彼らがヘイトを吐き出す裏には、確実に安倍政権を援護射撃したり文大統領を批判する政治的目論見があるのだ。

●事件簿その3
韓国で出版された『反日種族主義』は日本の安倍応援団・極右勢力が協力! 韓国人著者は韓国ニューライトの中心人物
 2019年年秋に出版された『反日種族主義』(李栄薫・編著/文藝春秋)も、まさに“政治的目論見”が見え隠れしている。韓国人研究者たちが「韓国の“反日”はウソと捏造だらけ」と糾弾する書籍で、右派メディアと極右文化人、そしてネトウヨたちが絶賛の声を上げているが、それもそのはず。本サイトでも詳しくお伝えしたように、その中身は〈韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています〉などとヘイトまがいの言葉が並び、慰安婦問題や徴用工問題などの歴史認識でも日本の歴史修正主義や政府の言い分を“トレース”するような内容になっているからだ。
 実は、同書はある意味、“日韓右派の合作”と言えるシロモノだ。ハンギョレ新聞によると、『反日種族主義』は〈韓国での出版前から日本語版の出版が計画されていた〉というが、そもそも、『反日種族主義』には、明らかに学術的研究を超えた特定の政治的意図が込められている。編著者の李栄薫(イ・ヨンフン)氏は韓国経済史を専門とする元ソウル大学教授で、いわゆる韓国の「ニューライト」の中心的人物。「ニューライト」というのは、革新系政治に反対し、「日本による植民地時代が韓国近代化の礎を築いた」なる「植民地近代化論」の論陣を張ることが多い韓国の保守系グループだ。その政治思想的傾向から日本の右派と極めて相性がよい。事実、以前から韓国のニューライト運動については、産経新聞らが繰り返し好意的に取り上げてきた。
 そして、『反日種族主義』日本語版の巻末には「編集協力」として、産経の久保田るり子編集委員とともに、慰安婦否定派の急先鋒で“安倍首相のブレーン”のひとりと言われる西岡力麗澤大学客員教授の名前がクレジットされている。西岡氏によれば、同書の著者のひとりで李栄薫氏の弟子である李宇衍(イ・ウヨン)氏は「自分の友人」らしい。
 なお、李宇衍氏は2019年7月、国連欧州本部で開かれたシンポジウムに出席し、徴用工問題に関して「強制性はなく、賃金差別もなく、奴隷労働というのは嘘である」という趣旨の発表をおこなったが、実は、李宇衍氏を国連に連れて行ったのは、あのテキサス親父日本事務局長・藤木俊一氏。ハンギョレ新聞によると、藤木氏は李宇衍氏のジュネーブへの往復航空運賃と5泊6日の滞在費用も負担したという。
 つまるところ、安倍首相周辺の日本の極右界隈にとって、「ニューライト」は “最適のパートナー”なのだろう。前述した元駐韓大使の武藤正敏氏も、明らかに自民党政権に近い韓国保守派の主張を日本のマスコミで垂れ流している節がある。こうした政治的策略に満ちたグロテスクな手法を見極めなければならない。

●事件簿その4
韓国でも商売するDHCの“嫌韓ヘイト”が韓国内で発覚、批判が殺到! DHC韓国は謝罪したが、DHCテレビは開き直り
 安倍首相をはじめとする政権幹部、そしてマスコミが嫌韓を煽ることで、SNSでは極右文化人やネトウヨたちは水を得た魚だ。その合わせ鏡として、韓国メディアや欧米メディアも百田尚樹竹田恒泰など日本の極右嫌韓文化人たちを取り上げて、その発言を報じるようになっている。2019年は、まさに“日本の恥部”がどんどん国際社会に広がった年でもあった。
 その“恥部”のひとつが、『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ニュース女子』などネトウヨ番組をてがけるDHCだろう。8月、韓国の放送局・JTBCのニュース番組が「韓国で稼ぎ、自国では嫌韓放送…DHC“2つの顔”」と題し、DHC子会社のDHCテレビジョン嫌韓放送をおこなっていると伝えた。
 周知のように、DHCの吉田嘉明会長はゴリゴリの歴史修正主義者で、2016年には「DHC会長メッセージ」のなかで在日コリアンにかんするデマを書き立てた上で〈似非日本人はいりません。母国に帰っていただきましょう〉などとヘイトスピーチを堂々と掲載したこともある。その一方でDHCは、2002年にDHCコリアを設立。韓国の現地法人として化粧品やサプリメントの販売をおこなってきた。その売上は年間100億ウォン(約9億円)を超えるとされる。つまり、DHCは吉田会長の思想そのままに、日本国内では自社メディアを使って歴史修正主義に基づいたフェイクニュースを連発、韓国に対するヘイトを煽動しながら、その韓国では何食わぬ顔でビジネスを展開してきたのだ。
 そして、前述のJTBCがこの問題を追及すると、韓国のネットユーザーも黙っておらず、「#さよならDHC」というハッシュタグによる不買運動が拡大。DHCコリアが謝罪文を発表し、DHCテレビの番組出演者の発言には同意せず、異なる反対の立場で問題に対処することを表明する事態に発展した。
 ところが、DHCテレビは、現地法人の声明とは真反対の見解を公表。あらゆる圧力に屈することなく、自由な言論の空間をつくり守って参りたく存じます〉などと開き直ったのである。呆れざるをえない。
 言っておくが、いま韓国メディアが、こうした日本の極右・ネトウヨ界隈の実態が伝えているのは、日本のマスコミが騒ぎ立てる「反日」ではなく、安倍政権の極右思想の背景に注目が集まっているからだろう。多くの韓国人が、日本という国や日本人全体に敵愾心を燃やすのではなく「日本政府の問題」として捉え、さらにはどうして歴史修正主義と極右思想に染まっているのか、その背景を探ろうとしているのだ。
 一方で、日本ではヘイトデマや歴史修正主義が野放しにされ、DHCのように一切反省せず逆ギレするような態度ばかりだ。いったい「感情的」なのはどっちだという話だが、いずれにしても、このグロテスクな“嫌韓キャンペーン”を放置してしまえば、かならず“国辱”として跳ね返ってくることは間違いない。

●事件簿その5
日韓友好を訴えただけのぱるる大島麻衣や、若者の韓国ブームを伝えた「あさイチ」、ワイドナ女子高生が炎上攻撃にさらされる異常
 あらためて強調しておきたいのは、2019年を象徴する「戦後最悪の日韓関係」という言葉は、あくまで安倍政権と御用メディアがつくりあげた“政治主導”の話だということだ。マスコミは口々に「韓国の反日はここまできた!」と煽り立て、あたかも「韓国人全員が日本人を憎んでいる」かのようにミスリードするが、実際は「日本人全員が嫌い」と公言したり、あるいは「日本人へのヘイトスピーチ」を行う韓国の人はほとんどいない。
 たとえば日経新聞が「反日集会」と報じた7月27日のソウル「ろうそく集会」の参加者が掲げたプラカードにあったのは、ハングルで「NO安倍」の文字。つまり、デモは“日本を攻撃する”=「反日」ではなく、人権問題を経済で封殺しようとする安倍首相を糾弾するものだったのだ。日本のマスコミは日本の安倍政権の政策に対する韓国市民の運動やデモ、抗議の動きを、なにからなにまで「反日」という言葉で表現するが、それは大きな間違いなのである。
 事実、安倍政権の官製ヘイトに踊らされてしまっている日本の人々とは違い、韓国の人々のほうが何倍も「民主主義」が根付いている。8月には、ソウル市中区が日本製品不買運動を呼びかける旗を繁華街に掲げたところ、市民から猛批判を受けて撤去するということがあった。区のホームページや区長のFacebookなどに、「韓国が好きで来ている日本人に不快感を与える」「嫌韓感情を植え付けかねない」「不買運動は市民の自発的行為として行うべきで、行政が強要してはならない」「日本人観光客は敵ではない」といった韓国市民のコメントが噴出、“不買運動旗”の掲揚に反対するネット署名が何万も集まったからだ。
 一方の日本でも、Twitterでは日本のユーザーが「#好きです韓国」のタグをつけて韓国旅行中に親切にしてもらったエピソードなどを投稿するという動きがムーブメントになった。そして、これに呼応するように、韓国のユーザーからも「#好きです日本」のタグが生まれ、分断を煽る安倍政治やマスコミを批判し、市民レベルでの友好と平和を希求する声がSNSで広がりをみせた。
 芸能人の中にも、そう言った声を上げる人がいた。たとえば、元AKB48大島麻衣は韓国旅行の感想をこのようにTwitterで報告していた。
〈とりあえずお伝えしたいことがあります。韓国の皆さんは普通に親切で、タクシーの運転手さんも降りるとき、「楽しんでねー!」と声をかけてくださいます。日本の方も外国人には優しくしませんか? 韓国だって一緒ですよ!
いろんなことあったけど、ニュースだけ見て、韓国人怖いというのは違うかなと。韓国に来て私は感じてます。〉
 ほかにも、元AKB48の「ぱるる」こと島崎遥香はこのようなツイートをした。
〈お爺ちゃんが子供に席を譲ってあげてるのに優先席に座ってる会社員の人たちは何で平気で座ってられるんだろう〉
〈韓国は素敵だったな~ 健康な若者はみんな立ってた 優先席はガラガラでした 色んな国へ旅して素敵なところを沢山吸収したいな〉
 ところが、ぱるると大島のSNSには日本のネトウヨからの攻撃が殺到し、炎上状態になってしまった。
 この2人のケースに限らず、いまの日本では、芸能人やメディアが韓国のカルチャーをちょっとでも紹介したり、日韓友好を呼びかけるだけで、ネトウヨがすぐさま飛んできて炎上攻撃をしかける。実際、『あさイチ』(NHK)が“中高生の韓国ブーム”を特集しただけで炎上したり、『ワイドナショー』(フジテレビ)に出演した女子高生が「女子高生はいま韓国で生きていると言っても過言じゃないぐらい」と発言しただけでネトウヨからの攻撃が殺到してしまうぐらい、異常な社会だ。
 しかし、そうした劣化したネトウヨ連中に屈してはならない。実際、前述の元AKB・大島麻衣の場合、ネトウヨの炎上攻撃にも臆することなく、日本の嫌韓を煽り、日韓対立をエスカレートさせているメディアの問題にもきちんと踏み込んで、しっかりと反論していた。
「戦後最悪の日韓関係」を解消するために必要なのは、空想上の「反日の韓国人」をバッシングすることでは決してない。むしろ、わたしたちが立ち向かうべきは自国にはびこる人種差別と歴史修正主義のほうだろう。(後編に続く) (編集部)

ご挨拶

ヤフーブログ「mimiの日々是好日」から、こちらに書庫ごと引っ越してきました。

 皆様、こちらでもどうぞよろしくお願いします。

絵画、美術、園芸、植物、料理、温泉、ヴォーリズなどに興味があります。

ヴォーリズは、彼の人生そのものにも魅せられ、ライフワークになりました。

この生きにくい世の中で、生き方のお手本になれる人物です。

健康面では、食生活や暮らし全般の見直しを指導される京都のアレルギー専門医、鈴木先生に学んでいます。

 日々是好日・・と思って、前向きに楽しく生きていこうと日記のつもりでブログを始めましたが、3月11日の原発事故以降、原発や政治の世界も無関心ではいられなくなりました。

黙っていると・・原発の増設、汚染がれきや食材の流通、モンサントの遺伝子組み換えに始まり,種子法廃止、水道の民営化・・挙げればきりがないほど、恐ろしいことが次々と決まっていきます。><。世の中は政治家や官僚の利権によって動かされ、汚染されている・・と言っていいほど・・。

新聞やテレビも忖度ばかりでなかなか真実を報道してくれません。情報は、こちらから探して取りに行かないといけない時代になりました。楽しい記事ばかりでなく、知り得た情報は皆さまと共有したく、こちらでも少しずつ発信していくつもりです。

 

はてなブログ初心者で、まだ書庫もできていませんので、ゆっくり更新する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

差別意識が虐殺生んだ(前川さんの本音のコラム)と、韓国ヘイトの人の思い違い



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2019年08月31日
  ちょうどお昼頃に最寄り駅のホームで電車待ちをしていた時、ベンチの隣の席に70才ほどの男性と年齢不詳の女性が来て座りました。二人は、演歌歌手やカラオケ仲間のことを話していて、話題が韓国がどうの、朝鮮がどうのという方向に流れました。すると隣の男性が、韓国や朝鮮は大っ嫌いや、ムンジェインはとんでもないヤツだ、などと、韓国・朝鮮の悪口を始めました。内容はすぐにエスカレートし、韓国の人間はみんな嘘吐きや、あいつらの言う事は嘘ばっかりや、と言い始めました。それを聞き、私は聞き流すのを止めよう、と思いました。
 私:あのー、そういう話をこういう所でするのは止めてもらえませんか
 男:何でや、ホンマのことやないか、お前、あっちの人間か
 私:私が誰とか関係ないですよ。公共な場所でそういう事言うの止めて下さい
 男:ワシは差別はしてへんで。言論の自由やないか。何でしたらあかんのや
 私:あなた、学ぶ気あるんですか。あるんなら私説明しますけど、ダメですよ、そんなん言論の自由と違います
 男:何でや、みんな思うとるし、どこでも言うとるぞ
 私:それが異常なんです、いいですか?世界中の笑われ者になってますよ
 男:おう、韓国やろ
 私:違います、日本ですよ
 男:何言うとるんや
 私:あんたみたいな人、ここ欧米やったら、私警察に通報して、逮捕されてますよ
 男:何言うとる、俺おかしなこと言うてへん、ホンマのことやないか
 私:もう止めて下さい
 こんなやりとりをしているうちに、列車が近づき、駅員が目の前に立っていたので
 私:ちょっとこの人、もう電車に乗せたらあかんですよ、乗せやんといて下さい
 電車のドアが開き、私も男と女も同じドアから乗り込み、私は空いている席に座り、男が空いている席を女に促したのですが、女は一言「あほが」と吐き捨てるように小声で言い、前の車両に移り、男も女について行きました。
 …とまあ、こんな事がありました。

 正直、その時は結構興奮していましたが、今、思い出しながら文字にしてみると、少々滑稽です。桂ざこばの「天災」だったか「阿弥陀池」だったかのマクラにあった彼の小噺と似ています。

 今の日本、本当にタガが緩んでいます。ごく最近も、「病気しても、医者がもし嫌韓者で差別者だったらと思うと、怖くて医者に行けない」という声をSNSで見ました。どんな国の、どんな民族の、どんな出自の人でも、安心して公共交通機関を利用できる、当然のことです。公空間で特定民族を「みんな嘘吐きで大っ嫌い」と大声で話すことが人としてどれほど恥ずべきことか、それさえわきまえないほどに、この国の人間は落ちぶれたのか、と思います。

明治学院大学白金台チャペル&「信仰と建築の冒険」

明治学院大学白金台チャペル



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1916年(大正5年)に建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(米国)の設計によって建てられた、英国ゴシック様式の礼拝堂です。
堂内の白い壁と重厚な梁のコントラストが美しく、左窓の十字架のステンドグラスからは黄色の柔らかな光が注ぎ込まれます。完成当初は長方形でしたが、学生数の増加に合わせ1931年(昭和6年)に両袖の拡張工事を行い、上空から見ると十字架の形をした現在の姿になりました。2009年には、日本では唯一のバロック様式のパイプオルガンが入りました。
高校と大学の礼拝のほか、式典やコンサート、結婚式にも使用されています。東京都港区の「有形文化財」、「景観上重要な歴史的建造物」に指定されています。
このチャペルで1919年(大正8年)、子爵令嬢の一柳満喜子とヴォーリズが結婚式を挙げた。ヴォーリズ38歳、満喜子35歳であった。

ヴォーリズについては何度も書いているがヴォーリズ一人で大きな仕事ができたわけではなく、彼のもとには、彼の教え子吉田悦蔵氏をはじめとする良き仲間たちが、衛星のように集まっていた。

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特に吉田悦蔵とその母柳子、悦蔵氏の妻清野は、それぞれが主人公になれるほど素晴らしい人格の持ち主で「ヴォーリズの物語」を美しく彩っている。

吉田悦蔵はヴォーリズの生徒だった。(写真では右から4番目)
ヴォーリズが学校をクビになると、自分の母からの仕送りを半分ヴォーリズに・・と申し出た生徒であり、ヴォーリズの片腕となって、亡くなるまで彼を支えた。

母柳子(写真中央)は、熱心な仏教徒であったが、悦蔵氏の信じているキリスト教を信じるようになって、50歳近い年齢でありながら、聖書と英語の勉強を始め、自転車で伝道にもいくような熱心な女性であった。紹介された渡辺清野にほれ込み、息子の嫁にと水戸から近江八幡に彼女を呼び寄せた。

清野は悦蔵氏より2歳年上。それにこだわって彼女が辞退すると、
悦蔵は「自分の母も父より1歳年上だった。だから、父で苦労しても自分を一人前に育ててくれた。自分は母のようにしっかりした女性の相談相手がほしい。年の差など意に介することではない」と結婚を申し込んだ。
清野は東北なまりがあって苦労したが、悦蔵はいつも清野をかばい、励まし関西の言葉になれるように手助けした。
悦蔵氏も人格者で、クリスチャン嫌い?の男性が伝道している悦蔵にケンカをしかけようと待ち構えていたが、悦蔵の人格にほれ込み、逆にクリスチャンとなったというエピソードも残っている。

清野は水戸の宣教師ビンフォード夫妻の下で仕事をしていたので、英語はもちろん、家事や料理の能力も高く、家庭にあっては良き妻、良き母であり、後に近江家政塾を始めてからは、生徒たちからも理想の夫人として憧れられた。

魅力ある人物たちが集まって共に仕事をした時期が、ヴォーリズの仕事として近江ミッションが大きく発展した時期となっている。

この度、その吉田悦蔵氏の孫である吉田与志也氏が、膨大な祖父の資料やヴォーリズが海外に出した雑誌を翻訳し、それらの資料を駆使して、本を出版された。読むのが楽しみです。
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生きづらさを抱えている方へ 藤木美奈子先生のSEPより

「お前なんか生まれてこなければよかった!」
父親にそういわれて、子供時代の写真を目の前で焼かれた・・
傷ついたこの子は立ち直れるだろうか?

友人からのショックな相談を受けて、藤木美奈子先生のお話を聴きに行った。

壊れた心の治し方
<育ちの傷>
子供心に怒鳴られたり、暴言を吐かれたりした子供は、大きくなるとどうなるか?
1.同じように怒鳴ったり暴言を吐いたり、暴力をふるったりするようになる・・
2、虐待で脳が傷つき、「育ちの傷」による認知の歪みが生まれる
  *強い不安と自殺願望
  *否定的で極端な考え方
   自尊感情の低下,自信のなさ、
 
それでも、育ちの傷は治すことができる。
育ちの傷のある人の最大の課題はマイナス思考
( 自分が嫌いで人が怖い、近くで誰かが笑えば馬鹿にされた‥と感じ、
子供が泣くと「反抗している」と受け取って腹が立つ)

▼否定的思考の修正方法は→思い癖(自動思考)を修正する
認知の歪みとは・・ゆがんだ思考、極端な決めつけ、強い思い込みなど
 
感情的決めつけ、思い込み
 みんなが私を馬鹿にしている
 メールに返事が来ない(嫌われてる?)
プラス面より、マイナス面ばかり注目する
 きっと失敗する
 何一つうまくいかない
 努力なんてしても報われないetc
白黒思考(完璧主義、グレーゾーンがない)
 
 
<認知修正の方法>
挨拶してくれない→無視された→腹が立つ→ケンカになる
            (ここが歪み)
修正     →気づかなかったんだろう→平常心→平和な関係
         聞こえなかったんだろう

道で人とぶつかった→わざとぶつかったな→怒り→ケンカ
              (歪み)
修正       →よそ見してたのかな?→平常心→大丈夫ですか?      

無視された!とか、わざとぶつかった!というような歪みのある考え方(悪意)が 
言動をコントロールする。

その現象をどうとらえるか?でこんなにも結果が変わってくるのには驚いた。

*悲観的考え方や否定的に考える癖を直す    
*プラス思考にすればいいのではなく、ハードルを下げて、「ほっとする」
「自分が楽になる」考え方を選ぶとよい。 

*思い込み、決めつけを改善する(少しは役立っている)
極端から中庸へ(少しはできている)
*許す、許可する(完璧な人間はいない)
*高すぎる期待を下げる
プラス面に目を向ける
*つらくなったときは、深呼吸、休憩をする(行動療法)

自尊感情を回復し、意欲を高める>

認知修正方法;自分を責めない、自分を楽にする修正方法を学ぶ
定着作業:修正した認知を生活の中で反復練習して身に着ける

終わりに・・
「どんな人生もいいものだ}
 
人生の価値をどこに置くかで、いつでもやり直せる
 
あなたが経験した「学びの量」にある険しい山を選んだ人生に胸を張れ
 
藤木先生について
藤木先生がこれだけの言葉を言われるのは、先生がご自身が安心のない家庭で育ち、DV,性的虐待、母の自殺、家出、アルコール依存の夫からのDV・・と、
ほぼ辛酸をなめつくした人生を歩まれたご経験がおありだから・・
先生のそんな人生から生まれた励ましの言葉。
 
自分のみじめな考え方を変えるトレーニングをしながら、大阪市大大学院に学び、博士号取得。自分のように苦しんだ立場にある人たちを支援しようとWANA関西を立ち上げられた。
(マイナスをプラスに変えられた先生が素晴らしい‼)

一般社団法人WANA関西とは・・
  ①障害福祉サービス事業所:障害のある方への自立支援、生活訓練
  ②https://seplabo.com/SEP研究所
    自尊感情を回復させるための心理支援プログラムの実践と研究
関西大学臨床心理学専門職大学院講師
大阪市こども相談センター グループセラピスト
著書:「親に壊された心の治し方」「傷つけあう家族」「女子刑務所}など多数
 
友人に対しては・・
子供さんの思い癖を直し、生きづらさから解放すること
思い込み、決めつけをなくす手助けをしてあげること、
自尊感情回復させる心理支援プログラムを、SEP研究所で実践している

2015年の記事お借りしました。今はもっとひどい。

2015年の記事ですが、今も変わらないかもっとひどい状況になっていると思います

連日のように残虐犯罪が起きている。
若者が目を剥くような酷い凶行を起こしている。
社会に憎悪を煽る病的な右翼が蔓延り始めた結果が残虐犯罪を生み出しているのだ。
政府が凶暴な極右カルト勢力に乗っ取られ、社会が病的な憎悪に染め上げられたこの十数年で人間の意識が変えられた。
軍需経済によって生き延びようとする戦前からの勢力が、戦前と同じ狂的な右翼を飼育して来た結果である。
自民党極右政府が続き、あの大戦の侵略強盗殺人犯罪が糊塗されただけでなく、美化までされ始めたのである。
本屋に行くと韓国・朝鮮や中国を罵倒し国家間憎悪を煽る軍事利権のためのアタマのオカシイような本が並んでいる。
昔この手の本は、簡単に煽られる理解力のない者しか買わなかった。
今は日本軍需経済が国家間憎悪、民族間憎悪を煽る戦略をあらゆる方向に徹底し始めた結果、国民分断と憎悪の植え付けが戦前を完全に模倣して行われている。
軍需経済を拡大していくために憎悪を煽るという戦前から受け継がれて来たファシズム戦略である。
連日のように残虐犯罪が起きるのが当たり前の社会になっているのだ。

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侵略殺人の靖国英霊兵士を称えたり、南京虐殺事件や従軍慰安婦の拉致犯罪まで否定する異様な歴史観を持つ政党が議席を得ている。
朝鮮人を殺せ」などというデモが白昼公然と目抜き通りを練り歩くのである。
平和教育に誇りを掛けた教師たちの日教組や人間の権利を守って来た多くの労働組合や学問の自由を掲げた大学自治などが次々に攻撃され骨抜きにされてしまった。
戦前の「御国のために見知らぬ他国の市民を嬲り殺しにする。」侵略強盗殺人正当化の狂った社会が現出してしまったのである。
恐ろしい事態である。
若者たちが精神の整合性を破壊される軍事ファシズム社会が拡大し残虐犯罪が拡大して行く。

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南京大虐殺事件は既にあらゆる面から証明されている
別に中国に教えてもらわなくても日本軍サイドに掃いて捨てるほど資料がある。
第十六師団長・中島今朝吾中将も中国人捕虜を数人引っ張り出してきて日本刀の切れ味を試す為に試し斬りした、と日記に書いている。罪悪感などまったくなかったのです。日本は多い時で百万の大軍で中国を侵略し、満州事変から終戦まで14年間、中国各地で殺人、放火、略奪、強姦を繰り広げた。

南京攻略軍総司令官・松井石根大将の言東京裁判で死刑になる直前のコメント
南京事件はお恥ずかしい限りです。私は皆を集めて軍総司令官として泣いて怒った。せっかく皇威を輝かしたのに、あの兵の暴行によって一挙にしてそれを落としてしまった。ところが、このあとで皆が笑った。ある師団長の如きは『当たり前ですよ』とさえ言った」

陸軍省人事局長・阿南少将(のち大将、陸軍大臣)南京視察メモ
軍紀風紀の現状は皇軍の一大汚点なり。強姦、略奪たえず」「「婦人方面(注:強姦の事)、殺人、不軍紀行為は、国民的道義心の廃退、戦況悲惨より来るものにして言語に絶するものあり

第11軍司令官・岡村寧次中将(のち大将)の回顧録
「派遣軍第一線は給養困難を名として俘虜の多くはこれを殺すの悪弊あり。南京攻略時において約四、五万に上がる大殺戮、市民にたいする掠奪強姦多数ありしことは事実なるがごとし」

中村陸軍省軍務局長の談話
「戦場から残虐行為の写真を家郷に送付する者少なからず、没収すでに数百枚」

第十六師団 歩兵第30旅団長・佐々木到一少将の日記
「俘虜続々投降し来たり数千に達す。激昂せる兵は上官の制止を聞かばこそ、片はしより殺戮する」

皇道派の巨頭・真崎甚三郎大将の日記
「十一時江藤君来訪、北支及上海方面の視察談を聞く、主なる責任者の談を交へて研究せり。従って同君の意見は相当に権威あるものと言わざるべからず。之によれば一言にして言わば軍紀・風紀頽廃し、、、強盗、強姦、掠奪、聞くに忍びざるものありたり」

日中戦争で軍司令官、師団長として戦った澄田中将の回想録
「日本軍は事変の出だしから隠れもないあの南京虐殺事件は論外としても、残念ながら略奪、放火、殺人、強姦など、あらゆる悪行のし放題と言ってよい」

山田支隊山砲兵第19連隊第3大隊黒須忠信上等兵の陣中日記
「二、三日前捕虜せし支那兵の一部五千名を揚子江の沿岸に連れ出して機関銃をもって射殺す。その後銃剣にて思う存分突き刺す。ウーン、ウーンとうめく支那兵の声、年寄りも子供もいる。一人残らず殺す。刀を借りて首も切ってみた」

都城第23連隊兵士の日記
「今日もまた罪もないニーヤ(中国人をバカにした言葉)を突き倒したり打ったりして半殺しにしたのを壕の中に入れて頭から火をつけてなぶり殺しにする。退屈まぎれに皆おもしろがってやるのだが、まるで犬や猫を殺すくらいのものだ」

第十軍国崎支隊歩兵第十四連隊の宮下光盛一等兵の従軍日記
「我が柳川兵団は①民家を発見したら全部焼却する事。②老若男女を問わずシナ人を見たら殺せ、という命令を受けた」

日本陸軍第十軍嘱託カメラマン河野公輝の話(南京進撃途上で)
「銃剣で刺すなんて生易しいものではなく、棍棒でぶっ殺す。男も女も区別はなかった。バクッと叩くと血がぶあーっと噴き出してね。蘇州の女というのがまたきれいでね。兵隊は手当たり次第に強姦して、やったあとは殺していたな」「川沿いに女たちが首だけ出して隠れているのを引き揚げてはぶっ殺し、陰部に竹を突きさしたりした。杭州湾から崑山まで道端に延々とそういう死体がころがっていた」

昭和天皇の弟・三笠宮陸軍士官学校出身)の自伝
「一九四三年一月、私は支那派遣軍参謀に補せられ南京の総司令部に赴任しました。そして一年間在勤しましたが、その間に私は日本軍の残虐行為を知らされました。ここではごくわずかしか例をあげられませんが、それはまさに氷山の一角に過ぎないものとお考えください、、、」

昔のイスラム国である日本帝国による日常茶飯事の斬首。
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日本軍はアジア各地で虐殺や人肉食、イスラム国など足元にも及ばない数限りない斬首の犯罪を犯している。自分の目で一度現地に行って調べて聞いて廻ったらどうなんだ?
日本軍は日本国内でも日本人婦女子をしょっちゅう拉致強姦していた。
今頃になって、朝鮮半島慰安婦用に女性を拉致強姦しなかったなどとよく言えたものである。

「賄賂は公行した。虐殺と掠奪と暴行は枚挙にいとまがなかった、」と日本軍の最高幹部・関東軍参謀が戦後直ぐ証言している。
「ある兵工廠の経理官は、地方のボスと結托し、軍需品の横流しを行い、巨額の金を私した。
熊本では外出した兵が女学生を強姦した事件があった。
しかもこれらはわずかにその二、三の例に過ぎぬ。
 海軍もまた、概ねこれと同工異曲であった。
否、陸軍よりもさらに腐敗していた。
呉の工廠では数年にわたって工廠長以下が出入り商人と結托し、多額の収賄を行った事件があった。
ある地方では、海軍の兵が婦女子を強姦した。
父兄が抗議すると、隊長は昂然として言った。「戦に負けて青目玉の子供を産むよりよいだろう」と。」
日本内地においても、大東亜戦争の中期以後における軍隊の暴状は、あたかも外地に似たものがあった
暴行もあった。収賄もあった。掠奪もあった。」
関東軍参謀・田中隆吉尋問調書』大月書店