一家に一個 【紫雲膏】
先月、 ドアに足首をエグられて、久々に紫曇膏のお世話になりました。
聞き慣れない名前でしょう?華岡青洲先生考案の江戸時代からの漢方塗り薬です。
聞き慣れない名前でしょう?華岡青洲先生考案の江戸時代からの漢方塗り薬です。
しかし、どうしてどうして…それまでの医学を支えてくれた、効き目のある医学であったことは間違いないのです。
この薬も、二十年前に子供が大火傷をしたときの手当に、鍼灸治療の先生から紹介されて購入しました。
子どものやけどは親の責任・・・。
朝、アイロンを使って、目を離したすきに、次男が見よう見まねでアイロンを使い、まだ熱いアイロンをもろに手で触ってしまったのでした。
次男は、びっくりしたものの、朝、忙しくしはじめた母親を見て、自分のやけどのことは、言うべきじゃないと思ったようで、痛みを我慢して、やけどのことを言わずに、幼稚園に向かいました。そしてそこでも、じっと黙って耐えてしまいました。
幼稚園のお迎えの時、泣きそうな顔をして差し出された次男の手を見ると、小さな手のひらがひどいやけどの水ぶくれ。その上水ぶくれの中身はどす黒い血に・・・。
「どうしたの?」と驚いてわけを聞いてみて、次男の我慢強さに胸がつぶれそうでした。
次男は、よく気がつく子で、自分が出来ることを探してよくお手伝いをしてくれました。私のアイロンのかけ残しを見て、自分がやってあげようと思ったそうです。そんな次男の性格があだになって、ひどいやけどを・・・と思うと、よけい不憫に思われました。 即、かかりつけの鍼灸治療の先生に・・。
「どうしたの?」と驚いてわけを聞いてみて、次男の我慢強さに胸がつぶれそうでした。
次男は、よく気がつく子で、自分が出来ることを探してよくお手伝いをしてくれました。私のアイロンのかけ残しを見て、自分がやってあげようと思ったそうです。そんな次男の性格があだになって、ひどいやけどを・・・と思うと、よけい不憫に思われました。 即、かかりつけの鍼灸治療の先生に・・。
そこで、治療していただき、華岡青洲直伝のこの薬を「毎日塗りなさい。」と言われて購入したものなのです。
不思議なもので、かなりのひどいやけどであったにもかかわらず、跡も残らずに、1週間くらいで快癒しました。
効き目にあっ!と驚いた家族は、それから・・やけど、すり傷、 切り傷・・と、家族全員がず~っとお世話になりました。つまり20年以上ずっと使い続けた薬です。
ある時は、自転車で転んだひどい擦り傷、ある時は、包丁の切り傷。冬にはあかぎれだったり・・・。とりあえず、塗っておくと治りが早いようで、子どもたちにも、万一に備えて、チューブ入りの軟膏を持たせています。
先日は、まぶたに湿疹が・・。誰にも顔を見られないのを良いことに、夜、べったりと塗って寝ましたが、真夜中、起きて、洗面所で自分の顔を見てびっくり!
そこには、まぶたが真っ赤な恐ろしい女性の顔が・・。こわ~!
そこには、まぶたが真っ赤な恐ろしい女性の顔が・・。こわ~!
なんと自分の顔でした。
まぶたの湿疹は、翌朝、洗顔したら治っていました^^
効能は、やけどはモチロン、切り傷、外傷、皮膚のただれ、ひび、アカギレ…しもやけ…痔疾、魚の目・・皮膚疾患のほとんどに効く万能薬です!
不思議に思うのは、20年たってるのに、効き目が失われていないところ。
紫根、トウキ、ごま油だけの成分で保存料も入っていないのに、・・です。
先日も新聞で紹介されていましたが、この薬の効きめがよく知られるようになり、
ネットでも販売されるようになっていました。
ネットでも販売されるようになっていました。
ネットで確認したこと
*紫雲膏とは・・明の陳実功が記載した「外科正宗」にある潤肌膏をもとに華岡青洲が考案し、処方したもの。
*華岡青洲の通称は「雲平」。つまり、雲平が考案した紫色の軟膏という意味になります。
*紫雲膏はごま油、みつろう、豚脂、トウキ、シコンが材料。手作りもできます。
ごま油・・・天然の抗酸化物質が多く含まれている
豚脂・・・肌を潤すために、また、植物に比べて酸化しにくく、皮膚へのへばり付き が強く、体温に馴染む
トウキ・・・「神農本草経」に収録されているセリ科の漢方薬。
シコン・・ムラサキ科のムラサキの根。生薬名は紫根。抗炎症作用。抗腫瘍作用など があり、皮膚損傷やあらゆる皮膚病の外用に適する
トウキ・・・「神農本草経」に収録されているセリ科の漢方薬。
抗ヒスタミン作用、局所の腫れを抑えるような作用
内服でも、強壮、鎮静、鎮痛薬などの効果シコン・・ムラサキ科のムラサキの根。生薬名は紫根。抗炎症作用。抗腫瘍作用など があり、皮膚損傷やあらゆる皮膚病の外用に適する
(^_^)なるほど・・・皮膚によい成分ばかりを集めた軟膏というわけですね^^
二十年以上前に、写真の大きな容器を1個、五千円で買いましたが、今は、同じものが値段が上がって2万円・・とか。ちょっと高くなりましたね。
こんなに分量が多いと、20年以上も持ってしまうので、私的には、もっと少なめので良いと思います。
こんなに分量が多いと、20年以上も持ってしまうので、私的には、もっと少なめので良いと思います。
ネットでは、自分で作りましょう!・・という作り方紹介の記事も多かったです。
「紫雲膏 ご家庭に一つ、いかがですか??」
華岡青洲の妻・・ではありませんが^^