アゲハの子はレモンの木の精に…。
昨年、レモンについたアゲハの子どもたちですが、
結局、1匹も羽化できなかったことを以前記事にしました。
その後、秋になってアゲハがまたいくつか卵を産み付けていきました。
でも、今度は幼虫たちは鳥に食べられてしまいます。
蝶になれる幼虫は少ないのですね。
そんな中、いつもレモンの大きな葉に隠れていた賢い幼虫だけが
無事にサナギになりました。真ん中にいます^^
しかし、季節は冬に・・羽化するわけにはいきません。
サナギのまま越冬。
でも、4月になっても、一向に羽化の兆しがありません。
レモンの葉をそっとよけて見ると…
蝶になりたかったのでしょう。
薄い皮が剥けて、ひらひら風に揺れていました。
でも、身体はサナギのままで…。
5月になると、レモンの若い葉が伸びてきました
大きなレモンの葉が一枚落ちると… レモンの木の一部のようになったサナギが見えました。(白くなっていました)
アゲハの子は大好きだったレモンの木の精になったようです。
・・・
そう思うことにします。
だって・・
良い香りのする大きな葉は彼の隠れ家、いつもそこを寝床にしていました。
レモンの葉はもちろんごちそうでした。
鳥から身を守ってもくれました。
長い冬は、サナギの姿で、レモンの木とお話していたかもしれません。
大好きなレモンの木とお別れしたくなくて、そばに残ってしまったのかな・・。
連休最後の日曜日、どこからともなくアゲハチョウが舞い込みました。
↓ レモンの木に羽を休めます。
卵のお土産が残っていました。
今度こそアゲハ蝶になろうね‼
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