天使になったちょっちゃん、ありがとう。
ちょっちゃんが、天使に…。
生きているみたいでしょう?
でも、持ったら紙のように軽いのです。
もう動いてくれません。
蝶々は生まれてから、ずっとこんな優しい顔。
飛べない蝶のお世話をして、蝶の妖精のような顔を知りました。
飛べないだけでなく、移動もできなくて
同じ場所に置きっぱなしだったけど、
いつも天使のような可愛い顔をして待っていてくれたね。
ただいまーと言うと、羽をちょっと動かして
おかえりーと挨拶。
生き物は心が通じると、ちゃんと応えてくれる。
ありがとう、ちょっちゃん。
今朝、蝶のベッドにたくさん卵がついていた。
昨日はレモンの葉を枕元においたので、
ベッドをレモンの木と思ったのだろうか。
再度、「産卵」という命がけの使命を果たそうとしていた。
先週は6個だけだったけど、昨日は16個も…
身体を支える手脚がないので、口吻で支えたようだ。
口吻は食事を摂る大切な器官だったのに、触覚に巻きつき、
先が割れて使えなくなっていた。
不自由な身体で必死に身体を支えたのだろう。
大事な口まで犠牲にして、産卵はまさに命がけだった。
今朝から栄養も水分も摂っていないのに
私が仕事から帰ってくるのを待っていてくれた。
待っていてね・・と言う約束守ってくれたんだね。
蜜はもう飲めない。
金曜日、ポカリスェットを飲んでいる写真。
普段は丸くなっているストロー状の口吻を伸ばして蜜を吸う
それでも、まだ卵を産みたそうにして、
最後まで自分の使命を果たそうと一生懸命だったが、
そのまま力尽きてしまった。
最後まで命を精一杯生きたちょっちゃん
よく頑張ったね。
アゲハ蝶はキリストの使者、
天国に迎えられ、自由に飛び回れますように。
「さようなら」ではなくて「ありがとう。」
32日間…一緒に暮らした思い出をありがとう。
一生懸命生きる姿を見せてくれてありがとう。
癒しをありがとう。
また、天国で会いましょうね。